ギャラガン①Eat Energy【イット・エネルギー】

げぷっ。

ミルテンの表情が凍り付いた。

一体今何が起きたのだ?最大出力ではなった攻撃光は、

衝突と同時に、

どんどんと小さくなってき、敵の口元に収束していったのを見た。

そして、放光の消滅した先にいたのは、無傷のギャラガンだった。

「まぁまぁだな・・。」

男はそういって口を拭いながら、嘲笑いを含んだ声でそう言った。

『事実の否定とは、最も愚かな行為である。』

歴戦を経てきたミルテンの絶対鉄則である。

そして目の前の男はそう、最大出力で放った自身の攻撃を、

『喰った』。

宇宙の物理概念を無視した事象。

だがいまここで起きたことは事実だ。

ミルテンは銃口を下ろした。

するとギャラガンは、

「なんだ?もう終いか?まぁいい、馳走になった。」

そう言うと男はまるで興味を無くしたかのように、

警戒心も無しに自分の横を素通りしていった。

もしも接近して不意打ちをされても取るに足らない

相手だと判断されたのだろう。

しかし圧倒的差の前にミルテンは、危険な不意打ちには出ず、

黙ったまま、素通りを許すのだった。

■そしてギャラガンの足音が小さくなっていくとともに、

ガシャリと足元の瓦礫の上に

膝を落とした。

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