ノアは首に下げていたペンダントを手に取り、
その璽玉たまを、空に透かして除こうとするが、
いっさい光を透過しないその璽玉たまは、周囲の環境に左右されることなく、
一定の瞬きを湛え続けている。
まるで璽玉の中に、小さな宇宙が凝縮されているような、
不思議としか言いようのないペンダント。
「なんだそれは?」
「スタークリスタル――なんてのはどうだ?」
「スタークリスタル。」
はあっ。ノアがその言葉の響きに共鳴するように、ワクワクした表情を浮かべた。
「スタークリスタル・・うん、それにする!
スタークリスタル!!」