道中の車のなかで、ディルはワイダにウィンドウを見せられる。
「これがヤツだという者からのメッセージよ」
ワイダがディルにそのメッセージを見せる。
そこには手書きで書かれているメッセージがあった。
ディルは映し出されている画像を凝視した。
だがゼディルはすぐに即答した。
「違う。ヤツじゃない」
「うん、当たり。」
「何だよ知ってたのか?」
「何年一緒に追いかけてきたと思ってるの?
私だって相手の見分けぐらい付けられるよ。
でも、請け負ってからそれに気づいたから、いまさらキャンセルするのはいけないから」
「ああ・‥‥」
そう言って二人の会話は途切れた。そして目的地に到着した。
※バラさないほうが良い