マーク【地球人は誇りだ】

「いいや、人間は誇りだ―――。」

「いつまで諦めないつもりだ?」

「死ぬまで・・・

「ホコリだと?ふん下らない。これだから感情は無駄なのだ。

オマエがこれから失うのは埃じゃない。

死だ。」

「たとえ死んだとしても、俺の意志はいずれ、

誰かが引き継ぐ。

おまえは俺を殺すだろう。だがここで布石になることに、後悔はない。

俺はこの世界を信じている。」

「そうか・・。よく分かった。

じつに哀れだ。その無意味な命をいま切り取ってやろう」

そう言い放った瞬間、AIの左こめかみあたりで

青白い閃光が瞬いた。

そしてそれを視認すると同時に、首に掛かっていた

AIの握力が消えた。

マークはせき込みながら、閃光の飛んできた方向を見た。

そこには不釣り合いな銃を抱える、ミコトの姿が

あった。

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